株式会社◯◯商事では、貿易事務に従事し、主担当のサポートとして書類の作成や納期調整、受発注処理などを行いました。2014年に貿易実務検定A級を取得してからは、実務経験と知識をかっていただき●名の貿易事務担当者をの育成とマネジメントを任されました。その後2016年に株式会社XX物産へ転職し、マーケティングの知識も活かしながら海外営業事務としての業務も行ってまいりました。
貿易事務
転職・新卒などで使える職務経歴書の書き方サンプル
職務経歴書テンプレートについて
職務経歴書の書き方とサンプル
実際に「貿易事務」の職務経歴書として使われたサンプルです。キャリアアドバイザーからのコメント付きで、この職務経歴書の書き方を説明しております。経歴や職務内容などをご自身の経験と照らし合わせながら参考にしてみてください。Proffで転職・新卒、アルバイトや副業用の職務経歴書を作成される際のテンプレートとしてもお使いいただけますので合わせてご利用ください。
プロフィール
山田 花子
職務概要
職務経歴詳細
株式会社XX
営業部XX課
■ 事業内容
貿易事業、通関業(従業員XX名)
■ 業務内容
貿易・通関事務
- コレスポンデンス
- 請求書発行(INVOICE/DEBIT、NOTE/CREDIT、NOTE)
- 出荷書類や各種契約書の作成・翻訳
- フォワーダーとのシッピング状況の確認
- 出荷トラブル対応
- ●名のマネジメント(20●●年〜)
海外営業事務
- 取扱商品の受発注業務(◯◯◯件/年)
- 納期管理、価格交渉
- 見積書作成、納品書の発行
- 試作品の手配
- 営業資料作成
- 電話・メール対応(クレーム対応、海外拠点とのやり取り、英語対応含む)
- 顧客データ管理、ファイリング(使用システムSAP)
■ 主な取り組み
-
業務改善チーム結成
前職での経験から、貿易事務・通関業務の効率化を図るための業務改善チームを結成し、チームリーダーとして毎週一回の業務改善ミーティングを主催してまいりました。その結果、大幅な業務時間短縮に成功し、チーム結成前コレスポンデンス対応案件数が1日平均XX件だったところ、結成後は1日平均XX件までアップすることができました。 -
◯名のマネジメント
営業部事務課課長として、20●●年より課内●名のマネジメントを行っています。法人内でのマネジメント研修に積極的に参加し、営業やマーケティングスタッフ、その他関係スタッフとの情報交換を怠らず、その時々で最善の対応ができるよう心掛けております。 -
専門資格の取得と新規取引先開拓
2018年に通関士の資格試験に合格し、さらなる貿易事務・通関業のエキスパートを目指し日々勉強を継続しております。また、通関士として通関業に従事するだけでなく、より一層営業サポートもするべく日々マーケティングの勉強を行い、新規取引先開拓支援として候補をリストアップするなどの業務も行っています。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。
最新の経歴から記載し、採用者があなたの直近の職務経験を読めるようにしましょう。また、「20xx年4月~20xx年●月」というように、期間が分かりやすい月単位で書くことをおすすめします。
■ 業務内容
名刺に記載される役職やポジションを記載するのが一般的ですが、業務内容が多岐に渡る場合は簡潔に詳細も記載すると良いでしょう。
■ 担当領域
経験した職務領域は、抜け漏れのないよう全て記載するようにしましょう。
■ 過去の実績
① その職務において、どのような成績を収めたかを記載します。「個人の営業成績を前年比より●%伸ばすことだけでなく、部内全体での契約数を●●%増加」「入社●年目で社長賞を受賞」など、具体的であればあるほど良いです。順位がわかっているものは詳細な順位も記載しましょう。
② マネジメントの経験がある場合は、具体的に何名を率いていたかも記載すると採用担当者の参考になります。
株式会社◯◯商事
営業第1部
■ 事業内容
貿易事業(従業員XX名)
■ クライアント
株式会社XX、株式会社YY、◯◯株式会社、その他海外企業(合計約●●●社)
■ 業務内容(貿易事務)
- コレスポンデンス
- 請求書発行(INVOICE/DEBIT、NOTE/CREDIT、NOTE)
- 出荷書類や各種契約書の作成・翻訳
- フォワーダーとのシッピング状況の確認
- 出荷トラブル対応
- ●名の教育・マネジメント(20●●年〜)
■ 主な取り組み
-
書類管理業務の改善とコスト削減
主担当だけでなく他のスタッフがすぐに情報を参照できるように、書類のラベリングやファイリングについて、視認性を高める工夫を実施しました。その結果、1日に対応可能なコレポン業務案件数が●件アップするという効率改善に繋がりました。また、同時に管理システムのソフトウェアを他社製品に移行し、情報管理の大幅な業務改善とコストダウンに成功しました。 -
書類作成のマニュアルを作成
貿易事務業務全体での業務正確性を向上させるため、請求書や出荷書類などの書類作成に関するマニュアルを整備。マニュアル通りに業務を行うことが目的ではなく、スタッフの最終チェックに使用することによりミスを削減することを目的とし、実際にミス削減に繋がりました。また、新人スタッフの教育にも活用できるようになりました。
自己PR
■ 業務改善・効率化に向けた発想力と柔軟性
複数の案件を同時進行する際には、いかにミスなく効率を上げられるかに注力しました。特に私が得意とする業務改善・効率化においては、同時にコストダウンも図れるよう新システムの導入も担当しました。結果的に年間で前年比●%のコスト削減に繋がり、実績を残すことができました。また、貨物の輸送に関しては天候に左右され遅延が頻繁に発生するため、バッファを持たせた予定を組むことで納期を遅らせることのないよう気をつけています。関係各所への諸連絡や代替輸送手段の手配や価格交渉など、先を読んで柔軟に対応することを得意とします。
■ 営業・マーケティング知識
専門商社における貿易事務の実務経験2年を経て貿易実務検定A級を、そして2018年には通関士の資格を取得いたしました。貿易実務検定A級ではマーケティングの知識も問われるため、日頃から単に事務を”こなす”事務屋になるのではなく、営業やマーケティング担当とのコミュニケーションから知識を得るよう努力しました。そしてこの道7年で通関士の資格も取得することができ、業務の幅を格段に広げることができました。通関士になってからは、取引先の通関業者とのコミュニケーションが円滑になることに加え書類手続きもスピーディになり、ミスの軽減とコストダウンに繋がりました。
このセクションの書き方や注意点
自己PRの書き方
自分の一番の持ち味や強みを簡潔にまとめましょう。
例えばどのような具体的な行動を起こすことができるのか、●●の時に●●ができるというような自身の経験に基づいたエピソードを紹介できると良いでしょう。但し、冗長になり過ぎると自己陶酔のように見えてしまうので注意が必要です。
具体的な数字も重要ですが、信条や人柄がわかるような一文を入れることも効果的と言えるでしょう。
活かせる経験・知識・スキル
■ 免許
- 普通自動車運転免許(2008〜)
■ 資格・スキル
- TOEIC 870点(2010)
- Microsoft Office スペシャリスト(2011年)
- 貿易実務検定A級(2014年)
- 通関士(2018年)
■ 得意分野
- プロジェクト管理の経験
- 業務改善(特にプロセスの分解、明確化)
- 人材育成・マネジメントの経験
- PCスキル(Word,Excel,PowerPoint)
このセクションの書き方や注意点
活かせる経験・知識・スキルの書き方
かなり評価が高いであろう免許や資格を保有している場合には、得意分野よりも先に免許・資格を記載すると、よりインパクトが出て良いのではないでしょうか。
具体的な資格や免許とは別に得意とする業務分野を示せると、採用者は参考にしやすいでしょう。自己PRの内容と繋がると、面接での会話もスムーズになるはずです。
免許や資格については、一見関係なさそうに思えるものだとしても人となりや経験を伝える要素となり得るので、遠慮せず全て書き出しておきましょう。
職務要約の書き方
これまでの経験や実績を簡潔に記載しましょう。採用者が実際に会ってみたいと感じてもらえるように、わかりやすく伝わる内容にすることが肝心です。
企業側が興味を持ちそうな惹きとなる経験/ 知識/ 能力を意識し、具体的数値等も盛り込みましょう。
あまり冗長になりすぎるのは良くないので、具体的数値などのエピソードは1点ほど盛り込むと良いでしょう。