2003年●●大学 ●●学部 ●●学科卒業後、●●●●コンサルティング株式会社に入社。〇〇事業部金融・社会インフラビジネスユニットにてアナリストとして○年間、20●●年よりコンサルタントとして同ユニットにて○年間従事。その後、よりグローバルなキャリアを築きたいと考え米国●●大学●●経営大学院(MBA)留学を経て、20●●年外資系総合コンサルティングファーム●●●●へ。東京オフィスXX事業部にて○年間シニアコンサルタントとして、現在はマネジャーとしてM&Aや成長戦略策定、企業再生戦略策定、デューデリジェンス等のプロジェクトを統括。スタッフの指導、講演・取材対応等の対外折衝も多く経験しております。
戦略系コンサルティング
転職・新卒などで使える職務経歴書の書き方サンプル
職務経歴書テンプレートについて
職務経歴書の書き方とサンプル
実際に「戦略系コンサルティング」の職務経歴書として使われたサンプルです。キャリアアドバイザーからのコメント付きで、この職務経歴書の書き方を説明しております。経歴や職務内容などをご自身の経験と照らし合わせながら参考にしてみてください。Proffで転職・新卒、アルバイトや副業用の職務経歴書を作成される際のテンプレートとしてもお使いいただけますので合わせてご利用ください。
プロフィール
田中 一郎
戦略系コンサルのプロフェッショナル
職務要約
職務経歴詳細
●●●●コンサルティング
●●事業部
■ 事業内容
外資系戦略コンサルティングファーム
■ 担当領域、担当クライアント
金融、ITサービス領域(計○社)
■ 主なクライアント
株式会社XX、YY株式会社、株式会社●●、●● Inc.、◯◯ Co. Ltd.など
■ 業務内容
シニアコンサルタント(2011〜●●年)
- M&A戦略立案における分析、クライアントインタビュー、収益予測、買収条件の交渉、実行等
- 成長戦略立案における分析、クライアントインタビュー、収益予測、買収条件の交渉等
実績
- 経常収益1兆4,000億円以上の金融機関のM&A戦略の立案(合併後に国内●位の金融機関に浮上)
- 売上・利益の急激な悪化に直面したiTサービス系クライアントに対し、収益拡大戦略立案を支援(収益拡大戦略実行後に●●%の売上増加実現)
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マネージャー(20●●〜現在)
マネージャーとして●名のマネジメントを行い、以下のプロジェクトチームの統括を行なっております。
- M&A戦略立案
- 財務デューデリジェンス
- 企業再生戦略策定
実績
- 大手地銀によるクレジットカード事業買収(M&A)戦略立案プロジェクト:国内におけるカード事業の調査、被買収事業の調査・分析及び収益予測、買収条件の交渉(弁護士との共同作業)の統括
- 東証一部上場大手ITサービス会社による新興上場企業買収に先立つ企業詳細調査プロジェクト:分析的手続、実査、視察、質問及び関連資料の閲覧等による資産の実在性及び評価並びに負債の網羅性に関する検証手続、各種財務分析(増減分析、回転期間分析など)、担当弁護士とのディスカッション、クライアントへの調査報告書作成の統括
- 国内銀行業界●位の企業再生プロジェクト:主に債権者との交渉や外資買収ファンドとの条件交渉を担当し、プロジェクト全体を統括
■ 主な取り組み
高度な財務分析スキルを活かし、マネージャー就任後はM&A戦略立案、デューデリジェンスや企業価値評価、企業再生等の案件に注力していますが、その他案件も多数管理・統括しております。特に国内銀行業界●位の企業再生プロジェクトにおいては、再生計画立案にはじまり債権者との交渉や外資買収ファンドとの条件交渉まで遂行し、事業評価モデルを再構築するなど精度の高い分析を行うことによりクライアントの希望条件を満たす成果を出すことができました。
また、マネージャーとして●名のマネジメントや人材育成プロジェクトにも積極的に携わると同時に、講演・取材対応等の対外折衝も多く経験しております。社内人材を教育することがコンサルティング業界全体の人材育成に繋がり、ひいては日本のビジネスパーソンの育成に繋がるということを信念に日々努めています。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。
最新の経歴から記載し、採用者があなたの直近の職務経験を読めるようにしましょう。また、「20xx年4月~20xx年●月」というように、期間が分かりやすい月単位で書くことをおすすめします。
○○株式会社
◯◯事業部金融・社会インフラビジネスユニット
■ 事業内容
総合コンサルティングファーム
■ 担当領域、担当クライアント
金融、社会インフラ領域(計○社)
■ 主なクライアント
株式会社XX、YY株式会社、株式会社●●、◯◯株式会社、XX株式会社
■ 業務内容
アナリスト(20●●〜●●年)
- 新規事業立案における情報収集、分析、資料作成など
- M&A戦略立案における情報収集、分析、資料作成、買収条件の交渉サポート、契約書ドラフティングなど
- 営業生産性改善(営業業務効率改善プログラムの策定)
実績
- 株式会社XX新規店舗出店の戦略立案:未開拓地域における新規出店に際し、出店立地と出店形態を検討する上での方法論を確立、収益予測等を担当
- 経常収益●●●●億円以上の中堅金融機関M&A戦略の立案:被買収事業の調査・分析、資料作成、買収条件の交渉サポート、契約書ドラフティング
- 大手通信会社営業業務効率改善プログラムの策定:情報収集、分析、プログラム案作成の結果●%の労働時間削減および●●%の売上増加を実現
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コンサルタント(20●●〜●●年)
- 新規事業立案における仮説構築・検証作業、分析、クライアントインタビュー、収益予測など
- M&A戦略立案における仮説構築・検証作業、分析、クライアントインタビュー、収益予測、買収条件の交渉など
- 営業戦略立案、再構築など
実績
- ◯◯株式会社新規事業立ち上げ戦略立案:仮説構築・検証作業、分析、クライアントインタビュー等実施、商品開発スキーム策定の上で戦略立案・実行した結果、作対比●●%の売上増加を実現
- 経常収益●兆円以上の大手通信企業M&A戦略の立案:被買収事業の分析、収益予測、買収条件の交渉などを担当
- 経常収益●兆円以上の大手金融機関営業戦略の再構築:仮説構築・検証作業、分析、クライアントインタビュー等実施の上で戦略立案・実行した結果、融資・投信販売の年間新規獲得額が●●%増加を実現
■ 主な取り組み
被買収事業の調査・分析や収益予測等では公認会計士としての知識を活かすことができるため、アナリスト、コンサルタントの職位ではM&A案件の仮説構築・検証作業や分析、収益予測業務を多く経験いたしました。コンサルタント時代に担当した経常収益●兆円以上の大手通信企業のM&A戦略立案においては、1年半に渡る調査分析、新たな事業評価モデルの構築、長期間交渉の結果、クライアントが希望する買収条件以上の成果を残すことができました。
経常収益●兆円以上の大手金融機関営業戦略の再構築案件においては、コンサルタントとして仮説構築・検証作業、分析、クライアントインタビューから戦略立案・実行まで一貫して遂行した結果、融資・投信販売の年間新規獲得額を●●%増加するに至りました。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
■ 業務内容
名刺に記載される役職やポジションを記載するのが一般的ですが、業務内容が多岐に渡る場合は簡潔に詳細も記載すると良いでしょう。
■ 担当領域
経験した職務領域は、抜け漏れのないよう全て記載するようにしましょう。
■ 過去の実績
① その職務において、どのような成績を収めたかを記載します。「戦略立案・実行した結果、作対比●●%の売上増加を実現」「戦略立案・実行した結果、融資・投信販売の年間新規獲得額が●●%増加を実現」など、具体的であればあるほど良いです。順位がわかっているものは詳細な順位も記載しましょう。
② コンサルティングファームにおけるアナリスト・コンサルタント・マネージャー・パートナーなど、業界的に明確な階級差がわかるものはしっかりと記載した方が採用者に対して親切でしょう。
③ 戦略立案を行った結果だけを記載するのではなく、自分が取った具体的な手法も記載するとより親切です。
④ 何か社内社外で表彰を受けた経験がある場合には、それもここに記載しましょう。
⑤ マネジメントの経験がある場合は、具体的に何名を率いていたかも記載すると採用担当者の参考になります。
自己PR
■ 高い財務分析能力
私の強みは、経常収益が数千億~1兆円超えの大手企業に対するプロジェクト経験が豊富にあることです。大学在学時に取得した公認会計士としての財務知識を最大限に活かし、◯◯株式会社でのアナリストとしての調査・分析業務ではプロジェクト毎に事業評価モデルを再構築するなど精度の高い分析に貢献してまいりました。また、コンサルタントとしての経常収益●兆円以上の大手金融機関営業戦略の再構築プロジェクトでは顧客セグメンテーションを明確化・評価することで優良顧客の発見、また顧客情報の活用体制を構築するとともにチャネル別営業戦略を立案した結果融資・投信販売の年間新規獲得額が●●%増加を実現するなど、ハードルの高い目標を達成し、クライアントや社内から高い評価を受けました。
■ 独自のデューデリジェンス・バリュエーション手法
財務デューデリジェンスを実施する際、マニュアルに沿った通り一遍のインタビューを行うのではなく、クライアントの歴史・文化風土、今後実現したいこと、将来の成長イメージなどを細かく丁寧に伺うようにしております。またバリュエーションを行う際には、限られた短い期間で報告書を作成する必要があるため、深掘りする必要があるポイントを予め洗い出し、重点的且つ効率的にヒアリングできるようにしております。
クライアントからすれば第三者・よそ者と言われがちなコンサルタントですが、クライアントが希求する高い財務分析能力や形式にとらわれない独自の手法で付加価値をつけ、的確な情報提供を行うことにより、これまでも多くのクライアントからリピート指名をくださっていることはアピールできる点かと思います。
このセクションの書き方や注意点
自己PRの書き方
自分の一番の持ち味や強みを簡潔にまとめましょう。
例えばどのような具体的な行動を起こすことができるのか、●●の時に●●ができるというような自身の経験に基づいたエピソードを紹介できると良いでしょう。但し、冗長になり過ぎると自己陶酔のように見えてしまうので注意が必要です。
具体的な数字も重要ですが、信条や人柄がわかるような一文を入れることも効果的と言えるでしょう。
活かせる経験・知識・技術
■ 免許・資格
- 普通自動車運転免許(2001年8月取得)
- 公認会計士国家資格(2002年取得)
- TOEIC スコア910点(2003年1月時点)
- MBA(20●●年、●●大学大学院 ●●●● School of Management卒業)
■ 得意分野
- 企画スキル(調査設計、企画書作成、提案)
- 情報収集スキル(文献調査、Web調査、ヒアリング調査)、分析スキル(SWOT分析 等)
- 報告書作成スキル(文章力、図解力、デザイン力)
- 数理的知識(経理、財務、経営分析)
- クライアントの経営層に対するプレゼンテーションスキル
- プロジェクト管理の経験
- 人材育成・マネジメントの経験
- PCスキル(Word,Excel,PowerPoint)
このセクションの書き方や注意点
活かせる経験・知識・技術の下記方
かなり評価が高いであろう免許や資格を保有している場合には、得意分野よりも先に免許・資格を記載すると、よりインパクトが出て良いのではないでしょうか。
具体的な資格や免許とは別に得意とする業務分野を示せると、採用者は参考にしやすいでしょう。自己PRの内容と繋がると、面接での会話もスムーズになるはずです。
免許や資格については、一見関係なさそうに思えるものだとしても人となりや経験を伝える要素となり得るので、遠慮せず全て書き出しておきましょう。
職務要約の書き方
これまでの経験や実績を簡潔に記載しましょう。採用者が実際に会ってみたいと感じてもらえるように、わかりやすく伝わる内容にすることが肝心です。企業側が興味を持ちそうな惹きとなる経験/ 知識/ 能力を意識し、具体的数値等も盛り込みましょう。
あまり冗長になりすぎるのは良くないので、具体的数値などのエピソードは1点ほど盛り込むと良いでしょう。