医療法人●●会では健康診断対応専門の部署に配属され、企業や一般のお客様の健康診断や検診対応業務に携わりました。1日に平均XXX名ものお客様が来院される大規模施設で、データ管理から精算・レセプト業務までいかにミスなく効率を上げるかに注力しました。その後20●●年に転職した医療法人XX会では、●名をマネジメントする立場として、前職での経験を最大限に活かして業務を遂行してまいりました。医療事務のプロフェッショナルを目指し、現在も新たな資格取得に向け鋭意勉強中です。
医療事務・医療保険事務
転職・新卒などで使える職務経歴書の書き方サンプル
職務経歴書テンプレートについて
職務経歴書の書き方とサンプル
実際に「医療事務・医療保険事務」の職務経歴書として使われたサンプルです。キャリアアドバイザーからのコメント付きで、この職務経歴書の書き方を説明しております。経歴や職務内容などをご自身の経験と照らし合わせながら参考にしてみてください。Proffで転職・新卒、アルバイトや副業用の職務経歴書を作成される際のテンプレートとしてもお使いいただけますので合わせてご利用ください。
プロフィール
鈴木 花子
職務概要
職務経歴詳細
医療法人XX会
事務部事務課
■ 事業内容
総合病院(従業員XXXX名)
■ 業務内容
- 予約対応(1日平均xx人対応)
- 受付、会計業務(1日平均xx人対応)
- 処方箋発行
- カルテの入力業務
- 電話応対
- レセプト(診療報酬明細書)作成(1日平均xx件作成)、点検業務、請求業務
- 医師や看護師との情報共有、受付対応などの改善
- マネジメント
■ 主な取り組み
-
医療事務全般の業務改善チーム結成
前職での経験から、受付・会計業務とレセプト作成の効率化を図るための業務改善チームを結成し、チームリーダーとして毎週一回の業務改善ミーティングを主催してまいりました。その結果、大幅な業務時間短縮に成功し、チーム結成前レセプト作成数が1日平均XX件だったところ、結成後は1日平均XX件までアップすることができました。 -
◯名のマネジメント
事務部事務課課長として、20●●年より課内●名のマネジメントを行っています。法人内でのマネジメント研修に積極的に参加し、医師や看護師、その他関係スタッフとの情報交換を怠らず、その時々で最善の対応ができるよう心掛けております。 -
専門資格の取得
20●●年に診療報酬請求事務能力認定試験、20●●年には医療情報実務能力検定試験に合格し、その後もさらなる医療事務のエキスパートを目指し、勤務先病院の福利厚生補助を受けながら医療保険請求事務者の資格取得に向けて勉強を続けております。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事業内容/ 自分が行った業務内容を記載します。
最新の経歴から記載し、採用者があなたの直近の職務経験を読めるようにしましょう。また、「20xx年3月~20xx年4月」というように、期間が分かりやすい月単位で書くことをおすすめします。
医療法人●●会
事務部事務課
■ 事業内容
検診事業(従業員XX名)
■ クライアント
各種法人、医療機関、教育機関
■ 業務内容(医療事務)
- 予約対応(1日平均xx人対応)
- 受付、会計業務(1日平均xx人対応)
- 処方箋発行
- カルテの入力業務
- 電話応対
- レセプト(診療報酬明細書)作成(1日平均xx件作成)、点検業務
- 企業健康診断対応
- 検診ネットワークのデータ管理
■ 主な取り組み
-
健康診断受付業務を改善
これまで一般の健康診断と企業健康診断の受付を同じ窓口で行っていたところ窓口を別にした結果、一人ひとりのスタッフの業務効率が上がっただけでなく、お客様の混乱を回避し対応時間の短縮にも繋がりました。 -
カルテ管理業務を改善
受付メンバーや他のスタッフがすぐに患者情報を参照できるように、カルテのラベリングやファイリングについて、視認性を高める工夫を実施しました。その結果、お客様の待ち時間を削減することに繋がりました。 -
書類作成のマニュアルを作成
受付業務全体での業務正確性を向上させるため、カルテ・レセプトなどの書類作成に関するマニュアルを整備。マニュアル通りに業務を行うことが目的ではなく、スタッフの最終チェックに使用することによりミスを削減することを目的とし、実際にミス削減に繋がりました。また、新人スタッフの教育にも活用できるようになりました。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
■ 事業内容
どのような事業を行なっている会社か簡潔に記載します。その際、資本金や従業員数も記載しておくと事業規模がイメージしやすくなり参考になる場合もあります。
■ クライアント
どのようなクライアントと取引をしている会社なのかがわかるように記載します。医療関係の場合は、対企業なのか一般の患者向け事業なのかもわかりやすく記載されていると良いでしょう。
■ 業務内容
名刺に記載される役職やポジションを記載するのが一般的ですが、業務内容が多岐に渡る場合は簡潔に箇条書き等で詳細も記載すると良いでしょう。また、具体的な数字がわかるプロジェクトについては具体な数字も記載しましょう。
■ 主な成果
① その職務において、どのような成果を収めたかを記載します。営業のように順位や成績を数値で表せない場合でも、明らかに会社にとって良い影響をもたらすことができた業務内容については詳細を記載しましょう。例えば「マニュアル作成など業務平準化を実現し、人件費●●%の削減に成功した。」など。
② マネジメントを経験したことがある場合は、「●名のマネジメント」など具体的に記載すると参考になります。
活かせる経験・知識・スキル
■ 免許
- 普通自動車運転免許(2008〜)
■ 資格・スキル
- TOEIC 760点(2012)
- 診療報酬請求事務能力認定試験(20●●年)
- 医療情報実務能力検定試験(20●●年)
- Microsoft Office スペシャリスト(20●●年)
■ 得意分野
- プロジェクト管理の経験
- 業務改善(特にプロセスの分解、明確化)
- 人材育成・マネジメントの経験
- PCスキル(Word,Excel,PowerPoint)
このセクションの書き方や注意点
活かせる経験・知識・スキルの書き方
具体的な資格や免許とは別に得意とする業務分野を示せると、より一層採用者は参考にしやすくなります。箇条書きでも良いので、得意分野も書けるようにしましょう。
自己PR
■ 業務改善・効率化に向けた発想力と柔軟性
上述の通り、受付業務・カルテ管理の業務改善や書類作成(カルテ、レセプト作成)のマニュアル作成など、問題点を洗い出し柔軟な発想で改善策を講じることが得意です。ただ、業務改善に際しては独断で決定するのではなく、他スタッフへのヒアリング調査をしっかり行い、広く意見・アイディアを取り入れることで実行することができたと考えます。特に業務改善においてはその業務に携わる全ての人の不満や課題意識を知ることが大前提となるため、自分の考えに固執することなく柔軟な考えを持つことができるかどうかが鍵になると痛感しました。
■ 患者さまが安心して通えるための受付対応
業務改善など院内内部を整える仕事も非常に重要ですが、受付業務では地域の患者さまが安心して診察を受けられるよう、第一印象のいい対応を心掛けました。例えば、来院目的・症状について傾聴し、笑顔で対応。診察後も次回の予約対応において、ご希望の日にちにお応えできない場合も、候補日をいくつかお伝えし、患者さまがプライベートのご予定で無理をなさらないように配慮してまいりました。医療”事務”というと事務職のようですが、この受付対応はまさに営業職とも言えます。受付での印象が患者さまとの信頼関係を作ると言っても過言ではないと考え、気持ちの良い対応ができるようスタッフにも指導しております。
このセクションの書き方や注意点
自己PRの書き方
最後の念押しで、自分の一番の持ち味や強みを簡潔にまとめましょう。ただし、冗長になり過ぎると自己陶酔のように見えてしまうので注意が必要です。
特筆したい、自分が特に成長したと思える案件がある場合はぜひ記載しましょう。
営業のように企業にとって直接的な利益をもたらす職種ではない場合でも、その分野のプロフェッショナルとしてどのようなマインドで取り組んできたか、また今後の展望にも触れられるとより現実味があって良いでしょう。
職務概要の書き方
これまでの経験や実績を簡潔に記載しましょう。採用者が実際に会ってみたいと感じてもらえるように、わかりやすく伝わる内容にすることが肝心です。
具体的な数値で成果を表現できない場合でも、例えば●名のマネジメントをしていたなど、できる限り具体性をもって伝えるようにしましょう。