履歴書の書き方
履歴書の書き方
ここでは、履歴書の書き方を詳しくご紹介します。特にアルバイト面接で初めて履歴書を作成する方や、新卒採用面接で初めてきちんとした履歴書を作成する方は一度内容を確認した上で、間違いや記入漏れがないようにしてくださいね。
項目別履歴書の書き方
基本情報
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号を記入します。外資系企業や先進的な企業では性別を明示する必要がないケースもありますが、ほとんどの既存の履歴書フォーマットには性別欄があります。住所は都道府県を省略したりすることなく、しっかりと最初から最後まで記入しましょう。また、漢字だけでは読めない名前も増えているので、ふりがなも忘れずに記入してください。小さなことですが、ふりがな欄が「ふりがな」の場合は平仮名を使い、「フリガナ」の場合は片仮名を使用するのが慣例となっています。
証明写真
性別同様、最近では写真の添付が必要ない外資系企業や先進的な企業がありますが、基本的にはまだ写真を添付することが多くなっています。これまでは駅ナカや駅周辺にあるスピード写真機で撮影しプリントされた写真を切って貼り付ける方法が一般的でしたが、最近ではスマートフォンで自撮りしたデータを自分で印刷したりカメラ屋さんで印刷してもらって貼り付ける方法もあります。また、そもそもデータで履歴書を提出する場合はプリントアウトが必要ないので、その場合にはデータを貼り付けることになります。その他証明写真に関する詳細は下記からご覧ください。
学歴・経歴
アルバイトでも契約社員や正社員の採用面接でも、高卒以上であれば高校から最終学歴までの流れ(古い順)で記入します。履歴書の場合は入学や卒業、入社や退社を一括りにせず、「20XX年 XX大学入学」「20XX年 XX大学卒業」「20XX年 株式会社◯◯入社」「20XX年 株式会社◯◯退社」というように分けて記入するのが慣例となっています。もし高校や大学に在学中の場合には、「20XX年 XX大学卒業見込み」のように卒業見込みの年次も記入すると良いでしょう。経歴に関しては、会社名だけでなく所属していた部署も記入しておくと親切です。
資格・免許
「20XX年 TOEIC 800点」というように、何年に何の資格を取得したのかを簡潔に記入します。希望している職種に一見関係がなさそうな資格や免許でも、保有しているものは全て記入しましょう。
志望動機
なぜその職種に就きたいのかを簡潔に記入します。ただ単に「好きだから」「将来この業界に就職したいから」等ではなく、これまでの経験からどのように考え、今回志望するに至ったのかがわかるようにします。自己PRも記入するスペースがある場合は記入すると良いですが、冗長になりすぎないよう簡潔にまとめましょう。志望動機と自己PRの詳細は職務経歴書に書くことになります。社会人で既に転職を経験されている場合、これまでの職務内容の詳細は職務経歴書で示せば良いので、履歴書はとにかく簡潔にまとめることを意識しましょう。
趣味・特技
その名の通り趣味や特技と言えることを記入します。希望している職種に関係ないからという理由で空欄にする人も多いようですが、採用担当者はこの部分の書き方や内容でその人の人柄を見ていたりもしますので、なるべく書けるように考えましょう。簡潔にわかりやすく、いくつかを箇条書きにすると良いですね。面接では、意外と趣味や特技から会話が弾んだりするかもしれません。
賞罰
普段見慣れない漢字ですが「しょうばつ」と読みます。こちらの欄には受賞歴や表彰歴、犯罪歴を記入しますが、特にない場合には「なし」と記入します。なお、「賞」に値するのは全国・国際レベルの大会での入賞や、国や都道府県からの表彰とされています。「20XX年 XX国際マラソン X位入賞」のように記入します。ただし、特定の業界で知名度の高い賞を受賞したことや、営業成績1位で社内表彰されたこと、社長賞を受賞したことなどはここには記入しません。職務経歴書に具体的に記入することができますので、そちらにまとめるようにしましょう。
通勤時間
現在ではテレワークやリモートワークも多くなっているため以前ほど通勤時間にこだわることはないかもしれませんが、職種によってはある程度注視されることもあるでしょう。自宅から職場までの通勤時間を率直に記入しましょう。
健康状態
基本的には、特に問題なく健康であればひとこと「良好」と記入しますが、持病があってもその業務に支障がない場合には「良好」と書いて問題ないとされています。通院などによって公休日以外に休みや早退などが発生する場合にはきちんと明記するようにしましょう。もし特に健康には自信があって優良な場合には「きわめて良好」と記入することもできますし、例えばこれまでの数年間無遅刻・無欠席などの実績がある場合には「過去◯年間無遅刻・無欠席です」と書いても良いでしょう。
本人希望欄
「貴社の規定に従います」と記入するのが原則となっています。希望していることをそのまま記入すると採用担当者からは要望の多い人と判断されてしまう可能性もあるため、絶対条件がない限りはあまり多くを書かない方が良いでしょう。
【書き方のポイント】
- 原則「貴社の規定に従います」と記入
- 募集職種が複数ある場合には希望職種を記入
- 選考段階で何か特別希望がある場合には、謙虚に簡潔に記入
【その他注意点】
- 勤務時間や待遇については原則として記入しない
- 志望動機や自己PRなど余計なことは記入しない
- 「なし」「特になし」など記入しない
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