株式会社◯◯乳業では業務用ジェラート商品の開発及び改良を担当し、人工甘味料や香料に頼らず素材の味を活かした商品開発に成功し、目標売上の150%を達成するヒット商品となりました。同時にオーガニック認証を受けた原料とそれを使用した製品開発分野の勉強を継続し、一般消費者により安全で健康に良い食品を届けたいという想いが強くなり、株式会社XXへ転職いたしました。現職では主にオーガニック認証を受けた原料のみを使用したXX社のプライベートブランド(PB)の研究開発に従事し、20●●年からは●名のマネジメントを行い、PBプロジェクトの開発リーダーを務めています。
食品メーカー(研究開発)
転職・新卒などで使える職務経歴書の書き方サンプル
職務経歴書テンプレートについて
職務経歴書の書き方とサンプル
実際に「食品メーカー(研究開発)」の職務経歴書として使われたサンプルです。キャリアアドバイザーからのコメント付きで、この職務経歴書の書き方を説明しております。経歴や職務内容などをご自身の経験と照らし合わせながら参考にしてみてください。Proffで転職・新卒、アルバイトや副業用の職務経歴書を作成される際のテンプレートとしてもお使いいただけますので合わせてご利用ください。
プロフィール
田中 花子
職務概要
職務経歴詳細
株式会社XX
研究開発部XX課
■ 事業内容
小売業(高級スーパーマーケット)(従業員XXXX名)
■ 業務内容
- 原料の選定
- レシピ開発
- 前処理方法・後処理方法の検討、調整
- コスト計算
- 総合試作、評価
- 社内試食の設定、調整
- 改善、再試作、評価
- マネジメント
■ 主な取り組み
-
オーガニック認証PB商品の開発
高級スーパーマーケットの顧客にはオーガニックや無農薬製品への需要が大変高く、年々高まる需要に応えるべくPBオーガニック認証商品の開発プロジェクトが20●●年から始まり、プロジェクトリーダーとして研究開発に携わってまいりました。20●●年に、飲料から食品まで●●種の商品を開発し販売開始に至りました。売上は好調で、毎年●%ずつ目標売上を更新している状況です。 -
◯名のマネジメント
研究開発部XX課課長として、20●●年より課内●名のマネジメントを行ってまいりました。前職での経験から、年次に関わらず共に食品研究開発の専門家として知識や経験を高め合っていくことがチーム体制の構築に非常に有益だと感じ、現職でも同じく定期的な情報共有ミーティングや勉強会を主宰しております。ゆくゆくはスタッフが独自に開催する分科会的なものに派生していくことを期待しています。 -
専門資格の取得
20●●年に栄養士、20●●年に野菜ソムリエ、20●●年にはフードアナリストの資格を取得し、その後もさらなる食品関係のエキスパートを目指し資格取得に向けて勉強を続けております。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事業内容/ 自分が行った業務内容を記載します。
最新の経歴から記載し、採用者があなたの直近の職務経験を読めるようにしましょう。また、「20xx年3月~20xx年4月」というように、期間が分かりやすい月単位で書くことをおすすめします。
株式会社◯◯乳業
研究開発部●●課
■ 事業内容
乳製品全般の製造販売(従業員XX名)
■ 取引先
小売店、外食産業(個人店、チェーン店)
■ 業務内容
- 原料の選定
- レシピ開発
- 前処理方法・後処理方法の検討、調整
- コスト計算
- 総合試作、評価
- 社内試食の設定、調整
- 改善、再試作、評価
■ 主な取り組み
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ヒット商品の開発(業務用ジェラート)
既存のジェラート商品の人気が落ちてきたというマーケティング部からの報告を受けて、人工甘味料や香料に頼らず素材の味を活かした”今の時代”に即した新商品の研究開発を担当しました。その結果、目標売上の150%を達成するヒット商品となり、幅広いジャンルの飲食店に受け入れられました。徹底的に素材にこだわり、製造工程にも無駄が発生しないよう設計することで実現できたと考えます。 -
他部署との連携
上述した通り、研究開発者にとってはマーケティング部門との連携・協力が業務遂行上必須となります。現在より一層関心が高まっている食の安全やオーガニック思考など、一般消費者や外食産業が求めるニーズを正確に把握し提言してくれるマーケティング部門とは、定期的に戦略会議を行い、新商品開発の鍵に繋げました。また、既存商品の改良・改善についても同様に連携して進めました。 -
専門知識の強化
研究開発の専門家として食品業界の最新動向には常にアンテナを張り、研究開発チーム内での情報共有ミーティングや勉強会を企画開催しました。食関係の様々な資格もあるため、チーム内で切磋琢磨し高め合いながら業務を遂行する貴重な経験となりました。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
■ 事業内容
どのような事業を行なっている会社か簡潔に記載します。その際、資本金や従業員数も記載しておくと事業規模がイメージしやすくなり参考になる場合もあります。
取引先:どのようなクライアントと取引をしている会社なのかがわかるように記載します。
■ 業務内容
名刺に記載される役職やポジションを記載するのが一般的ですが、業務内容が多岐に渡る場合は簡潔に箇条書き等で詳細も記載すると良いでしょう。また、具体的な数字がわかるプロジェクトについては具体な数字も記載しましょう。
■ 主な成果
① その職務において、どのような成果を収めたかを記載します。営業のように順位や成績を数値で表せない場合でも、明らかに会社にとって良い影響をもたらすことができた業務内容については詳細を記載しましょう。例えば「目標売上●●●%を達成するヒット商品の開発に携わった」など。
② マネジメントを経験したことがある場合は、「●名のマネジメント」など具体的に記載すると参考になります。
活かせる経験・知識・スキル
■ 免許
- 普通自動車運転免許(2007〜)
■ 資格・スキル
- TOEIC 800点(2009)
- 栄養士(20●●年)
- 野菜ソムリエ(20●●年)
- フードアナリスト(20●●年)
■ 得意分野
- プロジェクト管理の経験
- コスト管理
- 業界動向や市場ニーズの把握
- 人材育成・マネジメントの経験
- PCスキル(Word,Excel,PowerPoint)
このセクションの書き方や注意点
活かせる経験・知識・スキルの書き方
具体的な資格や免許とは別に得意とする業務分野を示せると、より一層採用者は参考にしやすくなります。箇条書きでも良いので、得意分野も書けるようにしましょう。
自己PR
■ 市場動向、コストを把握した開発
これまでの職場ではマーケティング部門との連携を非常に重視して参りました。企画段階からチームに参画することもあり、市場ニーズに合わせるだけでなく研究開発の専門家としてコスト面も意識した発言ができるよう心がけております。原材料の調達ルートも既存のルートだけでなく新規開拓できるよう、日頃からリサーチと人脈構築を意識しています。このように、具体的かつ多様な原材料調達ルートを得ていることで、ケースバイケースのコスト調整を行うことができると考え取り組んでおります。
■ 「食の安全」への飽くなき探究心
仕事・趣味などの私のライフスタイルは全て「食」に関わっていると言ってもよいくらい、「食」は常に私の人生の糧であり支えとなってきました。そしてその分野のアンテナを高くし、感度を磨いてきた結果、やはりこれからの時代は「食の安全」をいかに守り、消費者に提供していくことができるかが鍵となると考えるようになりました。現職の業務では、有難いことにオーガニックPB商品の開発に主担当として携わることができ、日々勉強と刺激をもらう日々を過ごしております。今後も飽くなき探究心を大切にし、安心安全な食品を提供していくことができるよう精進してまいります。
このセクションの書き方や注意点
自己PRの書き方
最後の念押しで、自分の一番の持ち味や強みを簡潔にまとめましょう。ただし、冗長になり過ぎると自己陶酔のように見えてしまうので注意が必要です。
特筆したい、自分が特に成長したと思える案件がある場合はぜひ記載しましょう。
営業のように企業にとって直接的な利益をもたらす職種ではない場合でも、その分野のプロフェッショナルとしてどのようなマインドで取り組んできたか、また今後の展望にも触れられるとより現実味があって良いでしょう。
職務概要の書き方
これまでの経験や実績を簡潔に記載しましょう。採用者が実際に会ってみたいと感じてもらえるように、わかりやすく伝わる内容にすることが肝心です。
具体的な数値で成果を表現できない場合でも、例えば●名のマネジメントをしていたなど、できる限り具体性をもって伝えるようにしましょう。