2005年●●大学商学部卒業後、株式会社◯◯に入社。経理部にて●年間経理事務に従事。その後、経理のプロフェッショナルとしてさらにキャリアを築きたいと考え、外資系企業である●●株式会社へ転職。本国へのレポーティングのシステム改善や、新会計システム移行のプロジェクトリーダーを担当するなど●年間の従事後、2015年には課長に昇進。現在は課内●名のマネジメントを行いながら業務を遂行しています。
バックオフィス・事務(経理)
転職・新卒などで使える職務経歴書の書き方サンプル
職務経歴書テンプレートについて
職務経歴書の書き方とサンプル
実際に「バックオフィス・事務(経理)」の職務経歴書として使われたサンプルです。キャリアアドバイザーからのコメント付きで、この職務経歴書の書き方を説明しております。経歴や職務内容などをご自身の経験と照らし合わせながら参考にしてみてください。Proffで転職・新卒、アルバイトや副業用の職務経歴書を作成される際のテンプレートとしてもお使いいただけますので合わせてご利用ください。
プロフィール
田中 花子
経理事務のプロフェッショナル
職務要約
職務経歴詳細
株式会社◯◯
経理部
■ 事業内容
外資系食品メーカー
■ 業務内容
経理、マネジメント
■ 部内在籍者数
●名
■ 担当領域
経理事務、決算関連、税務関連、上場関連、会計システム、監査対応、本国へのレポーティングなど
■ 過去●年間の実績
- 新会計システム導入プロジェクトのチームリーダー
- 本国へのレポーティングシステムの改善
- ●名のマネジメント
■ 主な取り組み
前職での経験を活かし経理事務全般に従事することに加え、業務の効率化に積極的に取り組んでまいりました。まず、入社1年後には新会計システムの導入プロジェクトをチームリーダーとして任され、全社に支障が出ないよう入念に導入プランを策定し推進しました。その結果無事新システムに移行することができ、導入前に比べ社内の経費申請や決算関連業務・税務関連業務の効率化を測ることができました。
次に、外資系企業で発生する本国へのレポーティングシステムについて、部内で挙がった使いずらさや不具合を改善するプロジェクトを立ち上げ、より一層効率的に日々の会計報告が行える環境を整えました。本国からの改善要望も徹底的にヒアリングを行った結果、本国からも高評価を受けました。
2015年に課長に昇進してからは、●名のマネジメントを行っています。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。
最新の経歴から記載し、採用者があなたの直近の職務経験を読めるようにしましょう。また、「20xx年3月~20xx年4月」というように、期間が分かりやすい月単位で書くことをおすすめします。
●●株式会社
経理部
■ 事業内容
専門商社(繊維関係)
■ 業務内容
経理
■ 部内在籍者数
●名
■ 担当領域
経理事務、決算関連、税務関連、上場関連、会計システム、監査対応
■ 過去●年間の実績
- 決算期間短縮プロジェクト(45日から約2週間の短縮)
- 日商簿記1級の取得
■ 主な取り組み
日々の経理事務全般に取り組むことに加え、業務改善や業務の効率化について積極的に取り組んでまいりました。まず、これまで決算にかかっていた平均45日という期間の長さに疑問を覚え、課題の洗い出しから改善点の提案まで率先して取り組みました。その結果、翌年度には約2週間短縮することに成功し、経理業務内でも会社の利益に貢献することができるということを知る貴重な経験となりました。
また、会社の補助を受け簿記の勉強を地道に続けた結果、合格率10%と言われる日商簿記1級に合格することができました。より高度な経理知識を日々の業務に活かすことができるよう努めました。
このセクションの書き方や注意点
職務経歴詳細の書き方
■ 事業内容
どのような事業を行なっている会社か簡潔に記載します。その際、資本金や従業員数も記載しておくと事業規模がイメージしやすくなり参考になる場合もあります。
■ 業務内容
名刺に記載される役職やポジションを記載するのが一般的ですが、業務内容が多岐に渡る場合は簡潔に箇条書きで詳細を記載すると良いでしょう。また、具体的な数字がわかるプロジェクトについては具体な数字も記載しましょう。
■ 部内在籍者数
特にマネジメントを経験していた場合は、どのくらいの規模の部に所属していたかがわかるとより良いです。
■ 主な取り組み
その職務において、どのような成果を収めたかを記載します。営業のように順位や成績を数値で表せない場合でも、明らかに会社にとって良い影響をもたらすことができた業務内容については詳細を記載しましょう。例えば「業務の見直しや効率化プロジェクトを牽引し、●●%のコスト削減に成功した。」など。
免許・資格
普通自動車運転免許
2004年8月取得。
TOEIC
スコア 900。2005年2月。
日商簿記1級
2008年9月。
MOS
マイクロソフトオフィススペシャリスト。2010年8月取得。
このセクションの書き方や注意点
免許・資格
具体的な資格や免許とは別に得意とする業務分野を示せると、より一層採用者は参考にしやすくなります。箇条書きでも良いので、得意分野も書けるとより良いでしょう。
自己PR
■ 課題発見力・課題解決力・行動力
経理事務は一般的には地味に思われがちですが、日々の業務は多岐に渡り、専門知識が必要な事項も多くあるのが実情です。そのなかで、当たり前と思われている業務の中にこそ改善すべき点が多くあることに気づきました。その結果、前職では決算期間の大幅な短縮、現職では新会計システムの導入によるコスト削減・効率化、そして本国へのレポーティングシステムの改善など、様々な業務改善に繋げることができました。これらの結果は全て、経理業務においても会社の利益に直結する成果をあげることができることを示しており、今後もそのように経理業務に邁進していきたいと考えています。
■ 円滑に業務を遂行するためのコミュニケーション力
現職において2012年からは課長として●名のマネジメントを行っています。日々数字を追いかけ、決算期には膨大な量の書類作成に追われる経理部は、ともすればあまり会話をせずとも業務を遂行できてしまうようにも見えます。しかしながら、上述した通り、日々の業務の中に改善すべき/できる課題というのはいくらでもあり、それらに対して課内一丸となって取り組むことで、より一層円滑に業務を遂行できると考えています。したがって、課内でのコミュニケーションや問題提起は積極的に行うよう日頃から発信し、自発的な業務改善が行われる環境が整ってきたと感じています。
このセクションの書き方や注意点
自己PRの書き方
最後の念押しで、自分の一番の持ち味や強みを簡潔にまとめましょう。ただし、冗長になり過ぎると自己陶酔のように見えてしまうので注意が必要です。特筆したい、自分が特に成長したと思える案件がある場合はぜひ記載しましょう。
営業のように企業にとって直接的な利益をもたらす職種ではない場合でも、その分野のプロフェッショナルとしてどのようなマインドで取り組んできたか、また今後の展望にも触れられるとより現実味があって良いでしょう。特に、業務の見直しやコストカットに尽力した結果もたらされた結果は数値も交えながら特筆しましょう。
マネジメント経験者は、どのような点に注意しながらマネジメント能力やコミュニケーション能力を発揮していたかを記載できると尚良いでしょう。
職務概要の書き方
これまでの経験や実績を簡潔に記載しましょう。採用者が実際に会ってみたいと感じてもらえるように、わかりやすく伝わる内容にすることが肝心です。
あまり長くならないように、4行程度に収めるのが良いでしょう。具体的な数値で成果を表現できない場合でも、例えば●名のマネジメントをしていたなど、できる限り具体性をもって伝えるようにしましょう。