僕は図解を通して、共通言語の発明を試みています。
図解という言葉は広く使われる用語ですが、「図で解く」というその言葉どおり、図的な表現よりもまず、情報の構造をどう解くか、どんな情報がどんな構造になっているかを見極めることが大事だと考えています。情報を整理し、粒度を揃え、構造化し、優先順位をつけ、取捨選択をしたうえで、最終的に図としてのビジュアルがたちあがってくるイメージです。
図解は、コミュニケーションを円滑にします。企業、あらゆる団体、人が集まる所には、意思の疎通が必要となります。図解総研では、専門家との共同研究を通じて、ビジネスモデルや会計や政策など、複雑な情報を簡潔に図解することで、意思共有(コミュニケーションの円滑)を促す、共通言語を発明しています。
ここでの共通言語とは、一定のルールをもった図解(フレームワーク)です。ビジネスモデルの図解であれば、3×3の9マスの中に経営資源を配置することでモデルを構造的に考案・理解・分析できます。このフレームワークを使ってつくられた書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」は9万部発行され、多くの反響をいただきました。
こうした共通言語の発明を通じて、コミュニケーションコストが減り、より多くのステークホルダーの対話がスムーズになり、よりよい共創が生まれ、社会全体がアップデートしていく、そんなあり方を模索しています。
くわしく知りたい方は、図解総研のHPをご覧ください!