一人ひとりの“ちがい”を尊重し合える世界を目指して
はじめまして。筌場 彩葵(うけば さき)と申します。
私は兵庫県の淡路島という場所で生まれ育ちました。そこはいわゆる「田舎」と言われる場所で、いつもどこか閉塞感を抱きながら過ごしていました。
「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、ちょっと周りと違う行動や振る舞いをすると、「変わってるね」と言われてしまうような環境。そんな私が、「“ふつう”ってなんだろう?」と考えるようになるのは、自然なことだったのかもしれません。
また小さい頃から抱いてきた、もう1つのテーマは「周囲の人たちや、自分自身とどのように付き合ったり、かかわったりしていくか?」ということでした。
自分らしくいられる相手や関係性ってどんなものだろう?
どうしたら、もっとうまく人とかかわっていけるんだろう?
そして。一体、自分は何者なんだろう?
そんな複雑に絡まりあった、ぐるぐるモヤモヤとした想いや思考が渦巻いていました。
当時の私が必要としていたのは、
・私の話を否定せずに聴いて、かかわってくれる人や場の存在
・あたりまえを押し付けず、多様な価値観や考え方、選択肢に出会えること
のようなことだったんだろうなと思います。
それらがあれば、私は自分自身の気持ちや存在を心から認めてあげられたんだろうなと思うから。
誰もが周りの誰かや世間の“ふつう”と比べて、自分に呪いをかけないで、その人らしく生きてゆけるように。
一人ひとりの“ちがい”が活かし合われて、自分の可能性にワクワクしながら生きる人が一人でも増えるように。
そんなことを願いながら、私は活動をしていきたいなと思っています。
◆筌場彩葵のライフストーリーが知れるコラム記事
好きな服を着て、好きな名前を自分につけて。性別や親との関係性と向き合い、私が選び歩んできた道
https://soar-world.com/2020/08/27/sakiukeba/
(※諸事情により記事の公開を一時的にストップしているため、リンク先は元原稿のドキュメントになっています)