1984年青森県生まれ。35歳。一児の母。
1歳の時に病気により聴力を完全に失い、聴覚障がい者となる。ハンディキャップを持ちながらも、「人と関わることが好き」という信念から様々な接客業に挑戦。銀座の高級クラブ勤務時に、筆談を生かした接客で「筆談ホステス」として話題になる。半生を描いた書籍『筆談ホステス』はドラマ化もされ、“障がい者と社会”について考えるきっかけになったと高い評価を得る。2015年5月より東京都北区議会議員。2020年東京パラリンピックに向け、「心のバリアフリー」を実現すべく活動中。2019年5月7日には参議院議員通常選挙に出馬する意向を表明。
プロフィール
斉藤里恵の経歴
ホステス、作家、政治家
略歴
学歴
両親の考えで小中を普通学級で過ごす
東奥学園高等学校
中学で自我が芽生え自由奔放に過ごした結果「青森一の不良娘」と呼ばれるほどの問題児になり、酒、タバコ、盗みなど素行不良で高校は中退。
職歴
アパレルショップ
万引きしたアパレルショップでアルバイトに誘われて働いたことをきっかけに、接客業の楽しさを知る
青森市内のクラブ
接客業を中心に様々な仕事に挑戦し、19歳でホステスの道に進む。
銀座の高級クラブ
単身上京し、銀座の高級クラブでホステスとして働き、筆談を駆使した独自の接客で大人気になり、ナンバーワンの地位に上り詰める。銀座で最初の店は八丁目の「Le Jardin」
著書「筆談ホステス」を出版
聴覚障害を持つ青森一の不良娘が独自に編み出した“筆談術”だけで銀座NO.1ホステスに成り上がる苦闘のすべてを描いた「筆談ホステス」を出版。2010年1月には毎日放送制作・TBS系でドラマ化(主演:北川景子)。
著書「筆談ホステス62の愛言葉」を出版
第一作には未収録の「筆談ホステス」として活躍し始めてからの67の名言を、実際にその言葉が登場した具体的エピソードとともに紹介。
青森市の観光大使になる
著書「母になる」を出版
妊娠・出産を通じて得た体験を記した著書3作目を出版。
東京都北区議会議員選挙に立候補
日本を元気にする会公認候補として立候補。過去最多の6630票を獲得しトップ当選。5月1日、区議に就任。
著書「ありのままに。」を出版
聴力障がいを持ちながら多忙な議員の仕事をこなしつつ、プライベートでは一児の母として子育てに従事。現在、母となり、親との確執をようやくカミングアウトした本人が、聴力障害を乗り越え、いまだからこそ伝えられる、ありのままの自身を綴った告白エッセイを出版。
参議院議員通常選挙に出馬する意向を表明
2019年夏の第25回参議院議員通常選挙に立憲民主党公認で比例区から出馬する意向を表明。
著書
インタビュー
区議に転身して3年…「筆談ホステス」斉藤りえさんは今
by 日刊ゲンダイDIGITAL
障害者と健常者が共に暮らせる社会を創る。 元筆談ホステスが目指す心のバリアフリーとは。
by another life.
銀座ナンバー1「筆談ホステス」斉藤里恵さん独占取材(1)
by ゆかしメディア
趣味・趣向
・お散歩
娘と北区の商店街をぶらり歩き。
・ピクニック
自然に触れ合う中で読書したりすること。
・読書
読書は、週に2冊。
・バレエ、ミュージカル鑑賞
小さい頃、母によく連れてこられ、以来ずっと憧れ。
従姉妹達がバレエダンサーや劇団四季で活躍しているのが誇らしい。
・旅行
旅先で、お買い物、ボーッとノンビリすること。
・好きな本
最近、読んだ中では、
『大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言』
西沢泰生
・尊敬する人
母親
・座右の銘
塵も積もれば山となる
塵のようなとても小さなものでも、積み重なれば山のようになる。
だから、どんなにささないことでも、決して疎かにしてはいけない。
・悩み事
障がい者の活躍がまだまだ難しいこと