はじめまして。フリーランスでプロップスタイリスト/テーブルコーディネータの菅野有希子(スガノユキコ)です。
■どんなお仕事をしているの?
雑誌・書籍・WEBメディア等で、食からインテリアまでライフスタイル提案のスタイリングを幅広く手がけています。
たとえば美味しいビールをより美味しそうに見せるよう、食器やちょっとしたフードで思わず飲みたくなうようなシーンを演出したり、おしゃれな生活雑貨にプロップ(小物)を添えてをより商品が身近に感じられるようなスタイリングをしたり。モノを通してモノををより一層輝かせるお仕事です。
小規模な撮影ではフォトグラファーを兼ねることもあります。
■”暮らしを楽しむ”がテーマになるまで
もともと20代では普通の会社員からスタートし、キャリアは迷走してばかりでした。その後、自分のキッチンや食卓を初めて持ち試行錯誤で家事をする中で「料理、、、もできなくはないけど、献立や季節行事を意識して食卓を楽しむことが好きかも!特にうつわって最高のアイテム!」ということに気づき、以来うつわの魅力にどっぷり浸かる日々。元々のインテリア好きも相まって「おうちですごす」ことが自分自身のテーマになりました。
家が好きすぎてついに自分の家もフルリノベーション。こだわりを詰め込んだ我が家は、おかげさまで自宅を取材いただくことも多いです。
■うつわはセルフケア
「うつわが好きで〜」とお話しすると「うつわの魅力ってなんですか?」と聞かれることが多いのですが、私にとってうつわはセルフケアの一つです。
あってもなくてもいいものだけど、あったらとても豊かになる。日常の美や自分だけの空間がそこにあります。雑な食事を続ければまるで自分自身を雑に扱っているのと同じこと。もちろん忙しい日は仕方ないこともありますが、自分にとって好ましいうつわにきちんと盛り付け食の時間を作ることが、自分を大切に扱うことにつながると思っています。もちろんインテリアで家の中を整えることも同じです。一生付き合うのは自分自身だから、いつも自分を大切に。
■暮らしと仕事の融合
食も住も身近な私自身の生活が基盤です。民藝で著名な河井寛次郎氏の言葉に「暮らしが仕事、仕事が暮らし」という名言があります。私自身、家が職場であり実験場です。日々の暮らしの中でトライしながら未来の暮らしを作り、それが仕事につながっていく。そんなスタイルを理想としています。
■これから取り組みたいこと
・窯元さんや作家さんなど作り手の思いや素晴らしさを伝える仕事(ポップアップ、ギャラリー、ポッドキャスト、書籍...etc)
・うつわの本を出せたらいいなあと妄想中