はじめまして。数あるサイトの中から巡りついてくださり、ありがとうございます。
木村智子と申します。(Aliceというニックネームがあります。由来は後述。)
*自然とやってしまうこと…個々人のライフヒストリーや価値観を聴いていくことや、ワークショップを企画すること
*フィリピンのマニラやインドのデリーなどに暮らし、お仕事と旅をしてきた経験
これらの経験と出会いを編み物のように掛け合わせて、手作りのお仕事を実験的に複数営んでいます。
◆地球全体で実験&編む!?
地球全体で実験&編む…いったいどういう意味なんでしょうか。
父は約50年運輸業で勤めあげ、母からは「資格を取って安定した仕事を」と幼い頃から言われていたのですが、学校の中でお友達と仲良くふつうに過ごす、ということがどことなく苦手な子どもでした。
大学附属のエスカレーター校に進学しましたが、このまま同じところにいるより、違う景色を見てみたい、とルーズリーフ5枚の手紙を両親にあてて書き、他大学に進みました。このあたりから、両親もあきらめて、この子はGoing my wayなんだなと程よく放任しながら見守ってくれていて、とても感謝しています。
今いるところは何か違う気がする、でも合わせなきゃいけない、と思うことはなかなかにしんどいことだと思います。そんな時に、周りと同じじゃなくていいから、ちょっと違うやり方でやってみること、ちょっと違う所に出てみること(特に、海外)、そのままの自分で大丈夫、と包み込んでくれる人と出会うこと…それはとても大きな安心感をくれるのではないかと感じています。ちょっとはみ出してみることは勇気も要りますが、「実験だ」と思うと、ハードルを下げて取り組めるのではないかなと思います。
大学生の頃にフィリピンにあるNGOでインターンとして半年間過ごしました。これも、海外に住んでみる実験。日本では真面目でしっかりしていると思われていた自分が、たくさん道に迷ったり時に間抜けな勘違いをしたりして、まるでワンダーランドに住んでいるみたい、とAliceというニックネームをもらいました。
できない自分を出してしまって大丈夫なんだ、と、とても気楽さを感じたのを覚えています。
そのNGOが法律関係の支援を中心にしていたことがきっかけで、新卒では公的な法律事務所で働き、また外国で暮らしたい、と秘めていた願いをかなえるべく、インドにある日系のコンサルティングファームに転職。外国人として、旅行ではなく、生活、仕事をした経験を日本で暮らす外国の方に還元できればと思い、帰国後は海外にルーツのあるご家庭や、その周りの支援者さんをサポートする外国人教育相談のお仕事へ。その後、法律事務所や外国人教育相談の場で度々であっていた発達障害について理解を深め、様々な人にとって過ごしやすいユニバーサルな学びの場が広がればとの想いで、特別支援教育関係のお仕事に至っています。
組織・チームで仕事をする傍ら、自分がほしい、おもしろい!と思ったものを小さな商いとして実験することにも取り組んでいます。組織で雇用されて働く一択だと窮屈さを感じてしまう時に、別の方法を実験することが大事だなと感じています。フリーランスは特別な能力のある人ができること、と思っていましたが、実験を重ね、出会った人と一緒にやってみる(編む)ことで、”自分にも意外とできた、思ったより、誰にでも開かれた道なのではないかな”、と今は考えています。私自身は、面白い!と思ってくださる方のご縁のおかげで、実験ができ、様々な場で出会った人や素材を編み込んで商いをするのが楽しいなと感じています。
「おしながき」に実験中・耕し中の畑たちをご紹介しています。
”そのサービス面白い、ためしてみたい!”、”一緒にコラボしてみたい!”という方との新しい出会いを楽しみにしています^^
◆読んでいただけると嬉しい記事:
トークセッション「生きるを編む」~大事にしたいこと・ひとと仕事を結び直すための働き方~開催レポート(greenzさん取材記事)
『偶然の出来事を、人生に編み込んでいく。西村佳哲さん、伊藤洋志さん、楠佳英さん、アナン・メタさんが考えた「自分らしく生きる」とは』
https://greenz.jp/2019/03/19/ikiru_amu/
以前のお仕事で企画させていただいたトークセッションです。自分自身の大切にしたいこと、素敵だなと思っている方をお招きしての会で、ほっこりしていただける記事かなと思います。小商いが意外とできるのでは、と思えたのは、このトークセッションでもお話してくださっている伊藤洋志さんの『ナリワイをつくる』という本の影響が大きいです。本のご紹介はこちら: https://nariwai.org/book/