1992年、大阪府生まれ。お笑いコンビ・霜降り明星のボケ担当。相方は粗品。近畿大学在学中の2013年にコンビを結成。ステージを縦横無尽に動き回りボケを繰り出していくせいやに対して、センターマイクの前から動かずに的確に短いワードでつっこんでいく粗品。これまでにない新しいスタイルの漫才で審査員や会場の観客、そしてお茶の間の視聴者を魅了。2017年に「ABCお笑いグランプリ」優勝、2018年は二人揃って「R-1ぐらんぷり」決勝に出場という快挙を果たす。同年末に行われた「M-1グランプリ」で番組史上最年少で優勝を獲得。2019年からは東京に活動拠点を移し芸人として人気を集める傍らで、YouTubeチャンネル開設やドラマ出演など、その活動の幅を広げている。
プロフィール


霜降り明星 せいやさんの経歴
芸人
略歴
コンビ結成まで
東大阪市立鴻池東小学校
東大阪市立盾津中学校
大阪府立布施高校
2010年、イオンモール高の原で開催された「ハイスクールマンザイ・近畿地区予選」で、2人はそれぞれのコンビで舞台に上がった。これが2人の出会いである。大阪の準決勝大会では粗品、せいやともに敗退し決勝に進出することは出来なかった。
近畿大学文芸学部文化学科
ピン芸人として活動していた粗品が、せいやを「こいつが一番面白い奴。こいつと組んだら、もっと面白いネタができる」と思い、熱心に誘い続けていた。せいやも「この先の人生で、こんなに必要とされることないやろな」とコンビ結成を決意した。コンビ名の「霜降り明星」は、それぞれが思いついた単語の案を組み合わせてネーミングした(せいやが「霜降り」、粗品が「明星」)。
コンビ結成後の経歴
第4回「THE MANZAI」(フジテレビ)の認定漫才師50組に選ばれる
本戦サーキットの出場権をかけた予選をマネージャーのミスにより東京大会で出場することになり、当時東京では全く知名度がなかったこともあり落選した。
第38回「ABCお笑いグランプリ」優勝
デビュー10年以内の若手が参加するお笑いグランプリで、全国から556組が参加し、決勝は12組で争った。
「R-1ぐらんぷり」2018で史上初めてコンビ共に決勝進出
粗品は決勝の10人に、せいやは復活ステージ2位で決勝へと進出。どちらもブロックトーナメントで敗退し、勝者3人で争うファイナルステージには進めなかった。
「M-1グランプリ」2018で優勝
ファーストラウンドで、「豪華客船の旅」をネタにボケのせいやが舞台を広く使ってボケを繰り出し粗品がセンターマイク側でツッコミを入れるスタイルの漫才を披露し、1位で最終決戦へと進出。最終投票では、7人の審査員の中で4人の票を集めて決勝大会初進出から初優勝を果たした。M-1史上初めて平成生まれのコンビが王者となり、最年少記録を更新した。
活動拠点を東京へ移すことを発表
「霜降り明星のだましうち!」(ABCラジオ)内で同年4月より活動拠点を東京へ移すことが発表された。東京進出後は、2019年7月にYouTubeチャンネル「しもふりチューブ」を開設。ORICON NEWS「2019年 上半期ブレイク芸人ランキング」で1位にも選ばれるなど、コンビとしての活動の他にも、せいやは「人志松本のすべらない話」でMVSを獲得するなど、それぞれピンでも活躍している。
芸風
主に漫才。コント漫才が中心で、せいやの舞台を動き回るアクティブなボケと、粗品が手の平をすぼめながら前に出す体言止めを多用した一言ツッコミが特徴。二人の掛け合いはネタ振り程度で、コントに入ったせいやが一人で激しく動いている時間がネタの大半を占める。NON STYLE・石田明は、本質的には粗品のフリップ芸の発展形であり、せいやが「動くフリップ」の役割を担っていると指摘している。ネタ作りは両者ともに行う。テーマを決めて、二人が別々に持ち寄ったボケとツッコミを出していき、パズルのように組み合わせながら作っている。芸人からの評価も高く、博多大吉は、せいやについて「粗品に足りないところを全部持ってる感じ。明るさ、人から好かれるタイプで母性本能をくすぐる。だから2人で合わさると(強い)」とコンビのバランスを評した。